COFFEE 明石屋

この日はお客さんと岩本町駅で待ち合わせでした。待ち合わせまで時間があったため、駅周辺にカフェがないかと散策していたところ、、ありました!

なんだ、この一際目立つ風格のある店構えは!!

まず、店の看板が素晴らしいです。昭和40年代の定番フォントというか、なんとも言えない重厚感です。間口の広くて高さのある堂々とした、硝子張りの門構えもとても素敵です。

聞くと、硝子も面付けで、職人が1つ1つ作り上げたという代物で、今はもう作れないらしい。

それからママさんに色々と話をうかがいました。

創業約45年。店の随所に45年の歴史を感じます。ママさんの父親、つまり喫茶店を立ち上げた創業者はかなりの凝り性で頑固者。

内部の棚のデザインやテーブルの選定、スピーカーから、壁の飾り物、照明類、マッチ箱のデザインまで、すべて自ら考え、設計したそうです。自身が趣味で描いていた絵画も飾ってあります。使う顔料もあれこれと凝ってらっしゃったようです。

 

その当時、子どもだったママさんは訳もわからないまま、父親によく買い物に連れていかれたそうです。

いろいろ品物を買い揃え、一緒に運んできて、その時は訳もわからないのでただ重い物を持たされるだけの苦い思い出だったそうです。しかし、店が出来上がって買った品物が配置され、その姿を見たとき、初めてこうなるんだ、と感心したそうです。

 

コストをかけずということで、ママさんのご主人が1つ1つ手作業で、先代が設計したものを作り上げたという、なんとも素晴らしい連携。天井の板も一枚一枚、ご主人が貼ったそうです。かなりの枚数あります。

 

 

テーブルにもデザインが焼き付けられた装飾硝子がはめ込まれています。近所の貿易センターで父親と一緒に買いに行ったという、思い出の代物だそうです。こんな豪奢なテーブル見たことないです。そしてなんてオシャレ(^ ^)

そのテーブルの上に頼んだチーズケーキとブレンドコーヒーを置いて、いただきました。

CORAL(だったか?)スピーカーから流れる、深味のある音を聴きながらコーヒーを味わうというのも何とも贅沢です。

 

充分お店を堪能したので、帰ろうとお会計でまたちょっと話をしたところ、、

ここだけの話、ということで、実は来年くらいに店を閉じようと思っているとママさんからまさかの告白。

かなりのショックでした。。まだ常連さんたちには言っていないそうです。

きっとごちゃごちゃ言ってくるから面倒くさいしね、とママさん。

何か江戸っ子気質をちょっと感じました。

やめる時はパシッとやめるんでい、てやんでい。

 

 

いやぁ、こんないい店が閉まってしまうなんて、本当につらいです。

店内の備品や装飾は希望される方には譲るつもりだというので、私も何か記念にもらいたいと思っています。持ち帰れるかどうかはまた考えるとして。

まだ来年まで時間はあるので、来れる限り来たいと思います。

 

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